下足番に履物を預け、縄のれんをくぐると70名入る籐敷きの座敷に、ステンレスの長机が手前に2列、奥に2列並んでおります。お連れ様同士は向かい合い、隣には他のお客様がお座りになる形式のお席で「入れ込み式」とよばれております。
座敷奥には箱庭があり、その手前にある特大の熊手がお客様をお出迎えします。
一階座敷の手前左から階段を上がると、40名入る籐敷きの座敷に一階同様の長机が並び、その間にはケヤキの一枚板を配しております。
どちらも昭和初期のなつかしい下町の風情を残したつくりになっております。
一階突き当たり右奥にある完全予約制の個室です。6名様から18名様までの御用向きで1日1組様限定のお部屋です。廊下は楠の一枚板、室内は総かりん造りで釘を使わないでつくられたものです。また、古今亭志ん生師匠からいただいた羽子板がかざられております。
お料理は特別コースのみで、その日入荷した中で一番良いお肉を、純銀の鍋でお出しします。